めっきり涼しくなりましたね。
あの猛暑の後、いきなり、ですから、周りには夏風邪をひいてしまった人もチラホラ。
八ヶ岳南麓の標高1000mを越える辺りでは、すでに暖房を入れているところも。
また暑さは戻るようですが、こうして少しずつ近づいてくる「芸術の秋」。
先月、国分寺から清里へ引っ越してこられた音楽家のご夫婦がいらっしゃいます。
ご主人は合唱指揮者としてご活躍、
奥様は合唱の伴奏や学校での音楽指導の他、大人向けピアノ教室を主催。
東京で長年教えていた生徒さん達に
清里の自然の中で癒されながら音楽に親しんで欲しい
そんな思いもあり、教室もこちらへ移動されました。
清里のレッスン室は名づけて「ムジークホウス」、ドイツ語で「音楽の家」。
レッスン室、というよりそこはもう
ヨーロッパの貴族のサロン!
名器ベーゼンドルファーでレッスンが受けられます。
窓から見えるお庭も、こんな感じです。
お天気がイマイチだったのですが
それはそれで、ムードある景色です。
大人向け教室ですから
まずは、お茶とお菓子で楽しいお話から。
サロンの優雅な雰囲気に浸って
リラックスして始められます。
小学生の頃、たった1年習って、
先生が遠く外国へ旅立ってしまったので
他の教室へ行くのが嫌で中断していたピアノ。
死ぬまでには一度弾いてみたい曲がありました。
グレン・グールドのCDであまりにも有名な「バッハのゴールドベルク変奏曲」。
なんと、先生も、今年、自分と向き合うために取り組もうと思っていらした曲!
清里の「ムジークホウス」でのピアノ教室、
生徒さん第一号になってしまいました。
ただでさえ歌に太鼓、そして来年1月には二人目の孫もできるというのに
このサロンの魔法にかかってしまったようです。
無謀な野望を抱いてしまいました。
全曲、なんて無理に決ってます、はい。
せめてアリアだけでも。
(八ヶ岳事務所・和田)