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岩手◆釜石市/鎮魂の祈り・ラグビーワールドカップに思いを寄せまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年8月28日

釜石市鵜住居町(うのすまいちょう)は8年前の東日本大震災で、大きな津波被害を受けました。小生の前職団体の鵜住居支店も高さ10mも越える大津波に襲われて、二階建の建物は完全に水没したのです。

大津波襲来の3日後に連絡の取れない支店職員の捜索に、握り飯と水筒をリュックに詰めて、流された鉄道線路跡伝いに、変わり果てた支店までたどり着いたときの恐怖感と絶望感は、今も鮮明に覚えています。それから、延べ一ケ月に渡って避難所や遺体安置所を巡って不明者の捜索をしたのですが、残念ながら四名職員が亡くなりました。

そんな、この世の果てを呈した「鵜住居地区」の浸水危険地域を嵩上げして、公園や商工業施設、そして釜石ならではのラグビーの世界基準の大会が出来る競技施設として「釜石鵜住居復興スタジアム」が完成しました。

「釜石」と言えば、新日鉄釜石の全日本選手権7連覇をした1980年台の全盛期を思い出しますが、その縁あって今年日本で開催される「ラグビーワールドカップ」のフィジーvsウルグアイ戦が9月25日(水)に、10月13日(日)にナミビアvsカナダ戦が開催されます。

同僚四名を含めてこの地域で被災された方々の鎮魂を祈りながら、ワールドカップを観戦したいと思ってます。
(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

「釜石鵜住居復興スタジアム」岩手県釜石市鵜住居町第18地割5-1

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8/10㈯18:00より第4次一般発売開始!!!
ラグビーワールドカップ2019日本大会
第4次一般販売(先着)がいよいよ8/10(土)18:00よりスタート!!

詳しくはこちらから⇒https://tickets.rugbyworldcup.com/
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宮城◆気仙沼/気仙沼大島に橋がかかりまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年7月20日

先日、物件調査に宮城県気仙沼市に行った際に、今年4月に開通した気仙沼大島大橋を渡ってみました。25年ほど前に、小生の家族4人で小学生の夏休み旅行に行った際は、気仙沼港から直ぐ目の前の大島までカーフェリーに乗って30分弱の船旅で、デッキではカモメに餌をやる楽しみもあって、ちょっとした観光気分を味わえるものでした。

大島に渡ると、船着場からお土産屋、ちっちゃな公園と、展望台までのロープウェイ、少し外に出れば、綺麗な砂浜と多くの民宿が並んでいました。

今回、気仙沼市内から、真っ白に立派にできた橋を渡って大島に入りました。8年前の東日本大震災によって、当時の面影がほとんど流失し、様相が一変していましたが、気仙沼湾の眺望、外郭の浜辺の美しさは、以前と変らない風景でした。念願の橋が出来て便利になったのは良いのですが、フェリーに乗ったプチ旅行の楽しみがなくなり寂しさも感じます。

この気仙沼湾に面して、大島を眺めながら暮らせる、気仙大工の粋をつくした物件と、小さな入り江を独り占めして暮らせる物件もありますので、是非御来訪願いたいところです。(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

岩手◆遠野/不思議な「違う力」が湧いてきまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年7月4日

北国の遅い春も、いよいよ本番が来て、待ちに待った農作業の時期がやってきました。以前は3haを超える水田と畑を作付けし、兼業サラリーマンでしたので、朝晩と休日の作業で、早い時は早朝四時起床、夜八時までの外作業、その合間に通勤、勤務と、今から考えると、途方もなくタフでスタミナがあったものと感心します。

現在は家族が食べられるくらいの水田と家庭菜園ですが、還暦を過ぎた体力には、これでも大変な位です。この間、2歳になったばかりの初孫が、田植えの手伝いと称して、娘と里帰りしてしばらく居たのですが、孫の仕種を見ていると、不思議な「違う力」が湧いてくるのです。

この孫が二十歳になるまでは、元気で居なければとの思いと、まだまだ現役で頑張るぞと思えてきます。孫の元気をもらって、益々頑張りたいと思います。
(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

岩手◆遠野市/伝統的な技!佳麗な神輿の奉納でございます【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年6月16日

小生が宮司を勤める遠野市の日出神社に地元工務店の会長さまから、一年がかりで作成した手造りの佳麗な神輿を寄贈頂きました。工務店の会長で、御歳91歳を迎える林崎様は30代で工務店を立ち上げて以来、地元はもとより岩手県沿岸部まで、その腕を買われて住宅から公共事業工事まで幅広く事業を展開してきました。そして寄る御年なみと、住宅建築の近代化が進んだことで、やむなく工務店を数年前に閉業したのです。

現代の住宅建築は、皆様も御存知の通り工法の変革が進み、パネル工法が主流となり、従来からの木材に墨縄を掛けて木造りする技術は、ほとんど使用されなくなっています。大工さん方も、一つ一つの繊細な技術の継承者が、どんどん少なくなってきているようです。かつて、日本が誇ってきた伝統的な技術はもとより、工業界においても日本人ならではの繊細な技術力の伝承の危機だと聞いています。

この林崎様は、40年以上前から当神社の責任役員をお務めになり、ご自分の置き土産として神輿を奉納して御引退されますが、地方の神社は今まで地域の職人さんの御奉仕を頂いて、守り伝えて来たのが実情ですので、林崎様の敬神の篤志に感謝するとともに、これからも地元の方々と共に支え合いながら伝統を守り伝えたいと思う処です。
(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

岩手◆奥州市 /奥州衣川の森の中にてカフェがオープンしまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年5月9日

昨年、当事務所の紹介で奥州市衣川鷹の巣に移住した大船渡市出身のSさん夫妻が「カフェ・サンクチュアリ」を、4月3日からオープンして、自然に囲まれたログハウスでこだわりの自家焙煎コーヒーなどを提供しています。

前オーナーが手作りした温かみのあるログハウスで、同じく手作りの家具に囲まれた客席は25席あります。コーヒー好きでコーディネーターの勉強をしていたご主人といつかお店を持ちたいと思っていた奥様は、インターネットでこのログハウスを見つけて「一目ぼれした」そうで、前オーナーから機材や食器も譲って頂いたこともあって、昨年9月に移住して準備をして来ました。

4種類の豆から選ぶコーヒーは提供する直前に豆をひき、香りを引き立て、手作りのデザートやカレー・パスタ、6種類の紅茶も提供しています。春の若葉から差し込む穏やかな日差し、夏の深緑の木々の匂いと沢から吹き抜ける涼しい風、秋は紅、赤、黄、紫等々極彩色の中で穏やかな時間を満喫しに是非、奥州衣川へいらしてください。
(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

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「FOREST SIDE CAFE SANCTUARY」(旧店名・山の贈り物)
(フォレスト サイド カフェ サンクチュアリ)
住 所:岩手県奥州市衣川区鷹の巣50-65
※奥州市衣川区の南股簡易郵便局から約4キロ南に進んだ森の中 ※Free Wi-Fi完備
営業時間:午前10時~午後5時、水・木曜日はお休み
tel:0197-47-3366

Facebook
https://www.facebook.com/cafe.sanctuary.koromogawa/
Instagram
https://www.instagram.com/tengu_majo/

岩手◆遠野/全国どぶろくコンテストが開催されまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年4月15日


先頃、第13回どぶろく研究大会が8年ぶりに遠野市で開催されて、18都道府県の85銘柄が集結して、事例発表やコンテストが行われました。今回のコンテストでは最優秀賞に、さっぱりとした「淡麗」の部で、遠野の第一人者で農家民泊「MILKInn江川」の「開花」が、また濃厚でコクがある「濃芳醇」の部では、新潟県阿賀町の「どぶろく金よし」の「稲穂の香」が選ばれました。

そもそも、小泉首相時代に国の規制緩和策の一環として国の「どぶろく特区」認定制度が始まりで、今や遠野に限らず全国で地域活性化に繋がる取り組みが展開されています。遠野では、農家民宿や町内の旅館・民宿のほか、各道の駅で個性的な「どぶろく」が造られていて、梯子で飲み比べも楽しめます。

とくに、先述の「MILKInn江川」は、遠野市内から車で40分程の早池峰山麓にある牧場と茸を始めとする山の幸やイワナ、ヤマメ、更には狩猟まで幅広く営んでいるので、大自然の御馳走と合せて頂く「どぶろく」は最高です。そのほか、「水光園」「風の丘」等々でも、昼食を兼ねて頂けるところが沢山あるので、遠野にお越しの際は、宿泊先で飲むか、ハンドルキーパー付きでお願いします。(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

岩手◆遠野/「スネカ」とは何者でしょうか?【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年3月5日

※立て看板より

岩手県大船渡市三陸町の吉浜集落に江戸時代から継承されてきた「吉浜スネカ」があります。岩手県では沿岸部を中心に来訪神行事が分布しており、県北に「ナモミ」「ナゴミ」と呼ばれる行事もあります。

ここ吉浜では小正月(一月十五日)の晩に、鬼とも獣ともつかない面をつけ、蓑に身を包み、アワビの殻を腰にぶら下げ、俵を背負った「スネカ」が家々を訪れて、「なぐ子はいねが~」「なまげ者はいねが~!」と身を屈めて鼻を鳴らして、子供達を驚かして廻り、幼い子供達は親や祖父母に抱きついて泣きじゃくるのです。恐ろしい形相の「スネカ」を家に受け入れて、幼子が強く健やかに育つことを願い、子供を中心とした年に一度の風習で、吉浜の子供からお年寄りまで、「思いが一つになる瞬間」です。

この来訪神、仮面・仮装の神々は、世界中の民俗に様々な形態で存在するそうですが、日本では有名なところでは秋田の「ナマハゲ」、能登の「アマメハギ」等を含めて、10団体が昨年末にユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載が決定されました。

過疎化に喘ぐ地方の集落では、このような貴重な文化・芸能の後継が危機的な状況ですが、吉浜地域の人々の熱意が伝わってきます。(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

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文化庁(無形文化遺産)
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/mukei_bunka_isan/

 

岩手◆遠野/みちのくの若武者達にあやかりまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年2月17日


昨年、大谷翔平が二刀流を掲げて渡米して、アメリカ大リーグのエンゼルスで見事な活躍をして新人王に輝いたのは素晴らしいニュースでした。今度は西武ライオンズの菊池雄星投手がシアトルマリナーズに最大700億円超の契約をしたニュースが飛び込みました。

大谷は水沢市、菊池は盛岡市出身で、ともに花巻東高等学校で佐々木洋監督の指導を受けた生粋の岩手県人なので、大リーグでの両者の対決が楽しみです。かつて甲子園大会に出場しても、岩手の野球の実力は話題にものぼらない野球後進国でした。花巻東高校の活躍から一気にレベルアップしたのですから、佐々木洋監督の卓越した眼力と指導力には感心します。

一方、今シーズンのW杯ジャンプでは小林陵侑(岩手県滝沢市出身)が、今季10戦中7度の優勝と絶好調の中にあります。小林は盛岡中央高校時代にレジェンド・葛西紀明氏にスカウトされ、土屋ホームに入り四年目ですが、今季の大飛躍は葛西監督の記録を越えて、冬季オリンピック長野大会で活躍した船木和喜以来のW杯総合優勝に邁進しています。

みちのくの大自然の風土で育った若武者達の大飛躍にあやかりまして、当事務所も益々田舎の良さを皆様に紹介して参りたいと思っています。(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)