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三重◆紀伊長島町/ふらり町並み探訪・門口にかかるお伊勢さんのしめ縄【本部スタッフ・出張旅ガラス】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2019年9月30日

▲「笑門」の護符のある「しめ縄」。

和歌山県・「新宮(しんぐう)駅」から東京まで直行で帰った時の話です。午後1時26分に「新宮駅」を出発すると、名古屋に着くのがなんと午後7時30分。途中半分以上が各駅停車の上、3回の乗り換えがあり、乗り継ぎに数十分の待ち時間が発生します。(出張なのに『青春18きっぷ』の行程ペースです!)

途中の「紀伊長島駅」で73分もの乗り換え時間があったので、あてもなく散歩してみました。(※時間帯によっては直行便の特急もありますのでご安心を)

駅周辺は商店もなく通行人も少なく、静かな町でした。ふと町並みに目を見やると、ある家の玄関に「しめ縄」を発見。正月でもないのにと不思議に思って見渡してみると、軒並み商店、民家に限らず、実に半分以上の門口に「しめ縄」が飾ってありました。

関西地方の「しめ縄」と似ていますが、違うところは「笑門」や「千客万来」などの文字が記されていること。後で調べたところ、「須佐之男命」をもてなした「蘇民将来子孫家門」の神話に因んだもので、なんと1年中飾っておくものだそうです。「しめ縄」って意外に長持ちするんですね。

なおこれは「お伊勢さん」だけに限定されるものでなく、ほかの地域でも飾って良いそうです。縁起ものですから、来年の正月には玄関にこんな「しめ縄」を飾ってみてはいかがでしょう。(本部 山中準一)

JR紀伊本線「紀伊長島駅」