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岩手◆遠野/奥州平泉で散る義経公に想いを馳せまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2018年11月30日


今回、暫らくぶりで源義経公の終焉の地「高舘義経堂(たかだちぎけいどう)」に寄りました。後に俳人松尾芭蕉が元禄元年に訪れた際に詠んだ「夏草や兵共が夢の跡」の名句の石碑が立つ処から、眼下に広がる夏草が風に揺れ光る様を眺めてみました。

人の気配の無い静寂の中で暫しの間、義経公がこの地で妻子とともに自害した無念を感じ、弁慶の立往生の逸話も頭を廻ります。そんな中で「義経北行伝説」を思い起こしました。

北行伝説によれば、急襲に遭う一年前に、妻子と主従で岩手沿岸のルートで北へ向かったとの伝承と逸話の名所が繋がっています。しかも、その一端に、小生が宮司を勤める「日出神社」が、義経公の娘の日出姫が終焉の地に建てられたとの言伝えなど、遠野市内を経由し、時空を越えて、線で繋がって来るのですから、興味が尽きません。

これからも、この伝説ルートを訪れたいと思っているところです。(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

髙館義経堂(所在:岩手県西磐井郡平泉町大沢)
日出神社(所在:遠野市上郷町細越第31地割11番地)

東京◆本部/街を知る~夜のぶらりひとり歩き【本部スタッフ・出張旅ガラス】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2018年11月28日


ふるさと情報館の事務所近くの荒木町は、それほど人通りの多い飲食街ではありませんが、名店から大衆店まで、個性的な店が軒を連ね、派手なネオンは無く、落ち着いた雰囲気で大人の集まる街としてよく知られています。

昔は花街だったそうで、夜ともなれば客待ちのタクシーがゆっくりと巡回するようなところです。以前はギターを持った流しの男性をよく見かけましたが、最近、三味線の女性に世代交代したようです。

集まる客もごく近所の人が多く、皆時間と懐に余裕がありそうに見えるのは当方のひがみでしょうか。こんな町、ほかにあるかな、と考えると、町はそれぞれに個性があり、日本中探しても二つとして同じ町はありません。

さて、普段の出張ではターミナル駅に近いビジネスホテルに泊まることが多いのですが、夜はぶらぶらと歩くのを楽しみにしています。同じところを回って、最後に弁当を買って帰ることもありますが、立ち寄った飲食店で土地の人と話して、その地域をさらに好きになることもあり、これも酒飲みの楽しみといえます。  (本部 山中 準一)

<四ツ谷荒木町界隈>

宮城◆白石蔵王/3株で充分~身の丈にあった菜園面積に【遠刈田温泉・ペンション奮闘記】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2018年11月25日


都会と違って土地に不足のない田舎では、昨今欲しければ菜園はいくらでも広くできる状況にあります。私共で耕作する「そらまめ農園」も20年の間に500坪に広がりました。

カラマツの林間にあるペンションの敷地は300坪あっても大半は耕作に適しませんので、この500坪は2キロ下った平坦地の耕作放棄地を借りているものです。戦後に開拓に入った篤農家が60年近く丹精込めた農地は地味豊かで、石コロひとつなく、寒冷気味の弱点を忍べば申し分ない菜園です。

元気にまかせ、広げ続けて楽しんできた菜園ですが、高齢の体力の衰えで今年あたりから、その半分以上はいささかお荷物となりはじめ、雑草に圧倒されるようになりました。よい農地ほど肥沃が災いして恐ろしいほどの雑草のジャングルにすぐ変わってしまいます。 いつかペンションにお泊まりの農家のお客様からアドバイスされた「シロウトの畑は10坪が限界、500坪など論外」という指摘をつくづく実感しています。

来年は高く伸びた雑草をそのまま防風林がわりに残し、風下の、日照もよい場所を選んで囲み、20坪ほどの菜園に縮小します。インゲン、ズッキーニ、キュウリ、シシトウ、南瓜、トマトなどペンションで使う多くの野菜は、3株も植え、手厚く育てれば調理に過不足の心配はないと経験上心得ていますから、私の後期高齢の余生の畑仕事は、そこに収束していくに間違いはありません。(白石蔵王駐在 渡辺 和夫)

 

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☆渡辺さんが経営する宮城蔵王・遠刈田温泉郷ペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ

☆ふるさと情報館でFacebook ページ始めました!/田舎でお店を開業された方は本誌及びFacebook ページでご紹介させて頂きます!

群馬◆下仁田町/大正ロマンの中でランチを【本部スタッフ・食いしん坊万歳!】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2018年11月22日

群馬県西部、上信電鉄の終着駅となる下仁田町。こんにゃくやネギだけでは無く「下仁田かつ丼」をウリに観光客誘致に努めています。

卵とじかつ丼や他のソースかつ丼と異なり、揚げたカツをサッと醤油だれにくぐらせ、さっぱりしているのが特徴です。お店が集まる中央通りのレトロな町並みは、以前本誌でもご紹介させて頂きました。町内8店舗が加盟する「下仁田かつ丼の会」では11月30日までスタンプラリーを開催中で、店舗ごとに特色ある「下仁田かつ丼」が楽しめます。

定番は定食屋「きよしや食堂」、洋食レストラン「安兵衛」。今回の出張では中央通りの入口にある大正元年創業の割烹旅館「常盤館」に入ってみました。

女将らしき女性に通された客室に思わず感嘆。落ち着いた灯りに照らされ、漆で輝くダイニングテーブルと、畳の上で椅子に座って食事できる厳かな雰囲気は、880円の「下仁田かつ丼」で堪能するには余りある体験となるはずです。(本部 星野 努)

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☆「常盤館」下仁田町下仁田359-2 TEL: 0274-82-2216 ランチ11:30~14:00(L.O.)
 ※夜は予約制 月曜定休 宿泊も可能

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11月23日(祝)は下仁田ねぎ祭り開催!
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岩手◆遠野/霊峰・早池峰山~森林鉄道を偲ぶ一本道【地域担当・出張旅ガラス】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2018年11月20日

先月無事、決済お引き渡しした「遠野市附馬牛町」の物件について少しお話ししたいと思います。

物件は霊峰・早池峰山(はやちねさん)の南麓に至る道路沿い、目の前を清流・猿ケ石川(さるがいしがわ)が流れています。本格的な渓流釣りが集まる、野趣に富む民宿が現地でしたが、なぜか敷地の中を「里道」が通っていて、ちょっと不思議な感じでした。

「里道」といっても道の境ははっきりせず、通行する人もおらず、どこへ抜けているのかもよくわからない。調べをすすめると実は、そこは森林鉄道の軌道でした。かつて早池峰山は自然林の宝庫で、ブナ、コナラ、アカマツ、ミズナラなどを輸送する鉄道がこの敷地内を通っていたようです。

確かに、売主さんの指さす方向をみると、線路のあとがはっきりと見えます。わずかながら枕木や石垣もちゃんと残っていました。森林鉄道は昭和40年代にはほとんどが姿を消したようですが、チェーンソーのなかった時代には、百年かかっても切り出せないといわれた森林資源がありました。また、交通機関のなかった時代には一般住民や登山者も便乗させていたようで、貴重な交通手段にもなっていたそうです。(本部 山中 準一)

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山梨◆甲州/山梨峡東エリア・現地見学会を終えて【本部スタッフ・イベント報告】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2018年11月15日

去る9月22日の土曜日、山梨峡東エリアの現地見学会を行いました。お彼岸を迎えた山梨では彼岸花が咲き、午前中は曇っていたものの、お昼には富士山が姿を見せてくれました。

午前中は土地や建物物件を3ヶ所まわりました。お昼はいつもの「ほうとう」のお店。皆さん定番の「ほうとう」頼む方が多いですが、私はあえて違うものを注文。苦手な方でも大丈夫です。

休憩は約20分そのまま道の駅「花かげの郷まきおか」では自由行動約30分を経て午後の部へ。昨年牧丘町の土地を購入頂いたお宅を訪問。伸びやかな場所で馬を飼育したい!と広大な土地を購入頂き、現在は牧場整備に奮闘している話や蜂の巣駆除の話、気候の話などを熱弁頂きました。

さらに先輩移住者のお宅を訪問し、移住後に気が付いた話や甲州エリアの近隣の温泉の話、生活には車が必須なことや自治会の話などお話頂きました。またお庭で出来た梨を一人一つお土産に頂き、無事終了となりました。

次回はタイミングが合えば紅葉が見頃を迎えます。お時間がありましたら是非ご参加ください。(本部 長内 望)

岩手◆遠野/市役所から約3分、土蔵を改装した新事務所を開設致しまして【みちのく岩手・新遠野物語】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/ 佐々木 泰文・佐々木 敬文 

2018年11月11日

▲新事務所、快適であります。事務仕事をこなす小生であります。

平成27年4月にみちのく岩手事務所を開設して早くも3年半経とうとしています。不動産業といたしましては新米・新参者ではありましたが、皆様の温かいご指導・ご支援を頂いて、どうにか事務所的な仕事が出来るようになってまいりました。

今までは市街地から遠い小生の住んでいる住居を事務所として利用していましたので、遠方からお見えになるお客様には不便をおかけする事が多くありました。ついては本年10月1日より、遠野中央通りに新事務所を開設しましたので改めてお知らせいたします。

▲遠野市中央通りの土蔵を改装した新事務所。

遠野駅より徒歩5分、遠野市役所から約3分程度で、近くには「遠野蔵の道ギャラリー」があります。さらに周辺には利用出来る駐車場や小公園もありますので、近くをお通りの際は是非お寄り願います。

これを機会に、皆様へのさらなる情報提供の充実と様々な御提案が出来るよう、努力して参りますので宜しくお願い致します。(みちのく岩手事務所 佐々木 泰文)

栃木◆那須/ 田んぼで「エッチコタッチコギューッ!」【高久の里山日記・リターンズ】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・那須店/高久 タケ子

2018年11月7日

9月22日 エダマメ収穫祭(16人参加)

6月30日に種を蒔き、7月14日に定植し、アミダクジで三本畝ずつの持分が決まると、名札を立て、この時から収穫するまでそれぞれの責任で畑を管理します。定植の時は暑さと乾燥で日中はグッタリと項垂(うなだ)れていても、夜になり夜霧に濡れるとシャッキリとします。これの繰り返しでいつの間にか成長し、立派な莢(さや)が付きました。

▲こんなに立派に実りました。何ともいえないおいしさです。

実がしっかり膨らんで来て「何となく食べられそうだね~」と待ち切れずに収穫祭をやることになりました。「ちょっと早かったかな~」と言いながらも、おいしいエダマメを食べ始めると止まりません。真夏の酷暑の中に除草や土寄せの作業を「愛情込めてやったので、そのご褒美かな?」と言いながら作業をやらない人もおいしくいただきました。

▲エダマメの収穫祭で。おいしいエダマメが出来たことに感謝してカンパーイ?

数日経ったある日、エダマメを知人に送ったり、冷凍保存をするという人達が畑に集合し、自分のエダマメを収穫していました。毎年20数個宅急便で送る人は、送り先から「おいしい~!」と好評で、早くから催促されているらしい。取り残しは乾燥させて来春味噌豆に使います。

10月7日 孫田の稲掛け

浦和に住む孫娘達も大きくなり(長女・高2、次女・小6)それぞれの都合で昨日の稲刈りに来ることができず、今朝早くに家族4人で来ました。家に着くと、すぐキープしてある衣装ケースの中から、それぞれの作業着を取り出し、身支度を整えて10時頃には作業開始です。

昨日のうちに稲を刈り倒し稲は架さを作っておいたので、あとは引っ掛けるだけです。「サァ~頑張ろう~!」と我が娘の掛け声で、「稲束を運ぶ人」、「引っ掛ける人」、「手刈りでバラになっているのを束ねる人」と分担作業で段取り良く働き始めました。

▲借り倒した田んぼで架さを作成中。

しばらくすると「おっ!」というわが娘の声がしたので、「どうしたの?」と聞くと、「稲ワラに不思議なものが付いている!」というので見てみると、カマキリの卵でした。孫達に聞いてみると「これカマキリの卵だよ!」と二人共分かるのに50才になる田舎育ちの我が娘が知らなかったとは驚きました。

「へえ~お母さん分かんないんだー」と鼻で笑っていた下の孫娘が、「あのね、友人がカマキリの卵を取って来て忘れていたら、部屋のカーテンに小さなカマキリがいっぱい付いていたって言ってたよ~」と得意げに話していました。

▲一輪車を使うのは初めてらしく屁っぴり腰で恐る恐る稲束運びです。

その後下の孫娘が「ウヒャ~!」と叫び声を上げたので、「どうしたの?」と聞くとヘビの抜け殻があったとか・・・。「それをサイフに入れておくとお金が貯まるんだって~」というと「キモーイ!お金いらなーい!」と訳の分からないことを言っていた。

田んぼの土手に座って監督気分で「エッチコタッチコギューッ!とやらないといっぱい掛からないからね~!」と指導(?)すると「それどこの言葉」と言われ通じなかった・・・「互い違いに掛けてギューッと押す」と言いなおすと、「エッチコタッチコギューッ!」と掛け声にしてやっていました。

▲家族揃って稲掛け作業中。一年分の食糧米確保の為の大切な仕事と思うと、張り合いがあるようです。

少しだけ掛け残しがあったので事務所脇のフェンスに掛けることになり、下の孫娘に「一輪車で運んで~」というと「えっ!一輪車って乗るんと違うの?」というので「ネコ車よ」というと「ネコバスのこと?」と何とも話がかみ合わない・・・。

そのうち、やっと分かったように運び始めましたが、すべて終って浦和に帰った後で、事務所の裏に一輪車一台分位の稲束が置いてあるのを見つけました。本人に確認すると、「まったく覚えが無いよー」と言ったので、「なら、ばあちゃんと一緒だねー」と言うと笑っていました。

春の田植えと秋の稲刈りの農作業も体験農業程度ですが、娘の家族にとっては、一年分の食糧米確保の大切な年間行事らしいです。(那須店 高久 タケ子)

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◆那須店恒例・こんにゃく作りのお知らせ◆
那須店・店長タケ子さんと一緒に寒仕込み、手作りこんにゃくを作ってみませんか?
お昼はみんなで田舎膳!お気軽にご参加ください!
日 時:11月10日(土)9時~15時
集 合:ふるさと情報館・那須店
参加費:大人3,000円、子供1,000円
(昼食、飲物、こんにゃくのお土産付)
☆炊事用手袋をご持参ください。
お申込:ふるさと情報館・本部
TEL:03-3351-5601
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