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群馬◆沼田市/瓦礫の中から大金発見・・・ピンチとチャンスは表裏一体?!【ふるさと見聞録】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2017年9月13日


群馬県沼田市の廃棄物収集運搬会社が、収集物の分別作業中に4251万円という大金を発見し、沼田署に届出ていたニュース。晴れて持主が特定され、代理人の男性に返還されたそうだ。

新聞によれば、持主が死亡した後に住居を取壊し、その瓦礫を廃棄物会社が引き取り、大量のお札の入った紙袋を発見したのが事の発端。見つかったお金は廃棄会社の敷地内とはいえ「拾得物」となり、そのまま3ヶ月間所有者が現れなかった場合は見つけた会社のものとなる。もちろん真の所有者が現れた場合でも「報労金」として5%〜20%程度が支払われ、今回、実際に名乗り出た所有者の代理人から850万2000円が、発見した会社に支払われたという。

ただそのまま受けとったとしても、噂が噂を呼び、インターネットでは心ない中傷など、手放しで喜ぶのが難しいことは想像できる。その会社の41才の社長さんはさらに約150万円を上乗せし、合計1000万円を沼田市にそのまま寄付したそうだ。

下手に「報労金」で何か新しいモノを購入したとしたら、「あのお金で・・・」と言われ続けるかもしれないリスク。むしろモラル向上と法令遵守を内外に示し、何より従業員が会社に誇りを持つ、見事な判断だったのではないだろうか。

寄付金は市の基金に組み入れられ、社会福祉向上に充てられるという。(本部・群馬担当 星野 努)

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上毛新聞(8月2日記事より)
http://www.jomo-news.co.jp/ns/5815016039849336/news.html

 

沼田市はこんなところ