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東京◆本部/宝島社『田舎暮らしの本』にて【山梨・甲斐適生活応援隊より】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2014年7月31日

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東京◆四ツ谷/お仕事後に~ペンション経営座談会を開催しました【イベント報告】

この記事の投稿者: ふるさと情報館・本部スタッフ

2014年7月11日

去る7月10日の19:00より、ふるさと情報館・本部にてペンション経営座談会を開催しました。

信州蓼科のピラタスの丘でペンション物件を購入し、晴れて開業、営業中の水沼昇さんをお招きし、ざっくばらんなお話ができる会となりました。

実際にペンション経営を検討されている参加者も、お仕事終わりで帰宅前に参加頂き、夜9時までたっぷりと、日頃疑問におもうところ、不安な点、実際の売上げ見込みも含めて熱心に意見交換。

お二組の参加でしたが、どちらの方もかなり綿密に、かつしっかりとした考えを持たれて、ご自身の夢に向かって準備されていることを実感しました。

 

ふるさと情報館で取り扱っているペンション物件一覧はこちら

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水沼さんが経営する・四季の宿・すばる(長野県茅野市)
http://www.valley.ne.jp/~subarum4/

《田園からの風》 ”都会でできないことを世界に発信”

この記事の投稿者: 総務

2014年7月9日

都会と農村の不幸な歴史

八ヶ岳清里高原は、かつては未開の地であったが、昭和8年に小海線が開通、昭和13年にアメリカ人牧師のポール・ラッシュが青少年教育キャンプ場として清泉寮を開設、同じ年に小河内ダムに沈む丹波山村から開拓者が入り新たな歴史が始まった。

戦後、ポール・ラッシュは酪農と高原野菜の導入を勧め理想農村の建設に尽力した。緑の牧草地に赤い屋根の牛舎は高原農村のモデルといわれた。

そこに突然やってきたのは、都会からのバブル経済だった。若い女性や高校生があたかもイナゴの大群のように押し寄せ、清里駅前を東京の原宿通りに一変させた。それはほんの瞬間で、バブル崩壊とともに消え去った。いまも駅前や国道141号沿いに当時のきらびやかな建物やハーモニカ店舗が無残な姿で残る。

あの頃の日本は異常だった。清里だけではない。どんな山奥でも少しでも平坦な山があれば、ゴルフ場開発資本がやって来て土地を買いあさった。開発途上で投げ出し、そのまま放置され荒れた山河となった所も多い。都会が田舎を荒らした時代である。自然はもちろん、人々の心まで荒廃させた。

再び都会と農村の不幸な歴史を繰り返してはならない。

厳寒期のアイディアサービス

さて今、清里はどうなっているか。

清里開拓の歴史と共に歩んできたキープ協会(清泉寮)は、広大な敷地を有する牧場を持ち、乳牛・ジャージー種の放牧飼育を主体とする循環型の酪農を行っている。そこでできるソフトクリームの美味しさは格別で、それを目的に訪れる人も多い。

キープ協会で30年前から行っている自然環境教育事業は、子どもや若者、成人を対象に様々な自然体験プログラムを持ち、現在では国際的にも高く評価されている。

清里高原には、観光協会に登録しているペンションが60軒余あり、数多くのホテル、プチホテル、カフェ、レストランなどがある。厳寒期の2月、午前10時の気温がマイナス5℃を下回ると、その日のレストランのメニューは半額サービス。ペンションは宿泊した日が下回ると次回の利用は半額。真冬なのにその日のレストランは人が並ぶ。それをきっかけにリピーターになる人も多いというから、ちょっとしたアイディアサービスである。

本ものであれ!一流であれ!

清里駅近くの国道141号沿いに「萌木の村」がある。オルゴール館や地ビールレストラン、クラフト工房、雑貨店、ホテルなど20軒ほどの複合施設である。

「萌木の村」社長は舩木上次さん(64)。父親は丹波山村からの開拓者で、戦後キープ協会で農場長を勤めた。その縁で舩木さんはポール・ラッシュに可愛がられた。「何事も本ものであれ!一流であれ!」の精神が育ち、23歳の時、「萌木の村」の原点となった喫茶店を誕生させた。現在のビアレストラン「ロック」で、そこで醸造される地ビールは、全国酒類コンクール地ビール部門総合第1位に何度も輝いている。

「大人の、成熟したお酒の文化を清里から発信したい!」。レストランの裏手の小高い丘の斜面をスコップで自分たちで掘り進み、レンガを積み上げて地中貯蔵庫を今春完成させた。年間14℃、湿度50%に保たれる洞窟の中で、ワイン、ウイスキー、地ビールを熟成させる。ワインは県内6社のワイナリーに協力してもらい、熟成が始まった。地ビールは度数を高くして寝かせるなど、新たな試みを始める。年代物のお酒をレストランやホテルで楽しめるのはいつになるのであろうか。

オルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」は、世界からアンティーク・オルゴールはじめ自動演奏器など260台が収蔵されている。オルゴール曲と作曲家の思いを解説しながら音楽家のピアノ演奏のコンサートが1日2回行われる。

毎年7月〜8月上旬にかけて、約2週間の日程で、「萌木の村」特設野外会場で「清里フィールドバレエ」が開催される(今年は7月28日〜8月10日)。日本で唯一、連続上演される野外バレエ公演として、清里の夏にはなくてはならない催で、今年で25年を迎える。2004年には1万人を超え、全国から多くのファンが足を運ぶ。ヨーロッパでは野外バレエが盛んに開催されており、劇場では見ることのできない、風になびく衣装の美しさ、月に照らされる舞台、自然と共存する野外バレエならではの感動の舞台である。

舩木上次さんは夢多きロマンチスト。「ここには都会にないものがある。都会ではできないことができる。ここから世界に情報を発信してゆきたい。」と情熱的に語る。

(ふるさと情報館 佐藤 彰啓)

山梨◆八ヶ岳/7月の八ヶ岳南麓は魅力いっぱいです!【八ヶ岳南麓・たかねの里だより】

この記事の投稿者: 代表取締役・中村健二

2014年7月1日

7月に入ると山開きがあり、普段眺めている四方の山々が生き生きしてくるのが感じられるこの季節。
ふるさと発七夕は小暑に当たります。梅雨の末期ですが、うまく行けば天の川が見えるかもしれませんね。天(てん)の川と地の川。この時期は全国で最も標高の高いところを走るJR線・小海線にでも乗って、銀河の童話を紐解いてみたくなりそうです。

梅雨が開けると今年も猛暑の到来でしょうか。大暑は23日。そして土用の丑の日は29日です。私の実家のある静岡県浜名湖の北岸では、蒲焼きよりも白焼きが普通でした。今年は少しでも値段が下がっていることを願います。小淵沢駅前のうなぎ料理店は地域一番の繁盛店ですので、ぜひともお立ち寄りを。

5月にお田植えが終わった八ヶ岳南麓の田んぼはみずみずしさから、いまは緑の絨毯が敷かれたようになっています。庭先や家庭菜園での雑草たちとの格闘は移住者にも二地域居住されている方々にも訪れますが、実りの秋に向けての通過儀礼とも言えそうです。移住者のみなさん、無理しない程度にがんばってください!

さて、八ヶ岳事務所で7月26日(土)に行う現地見学会では、移住者宅の訪問に力を入れています。特に今回は女性から見た田舎暮らしということで、八ヶ岳事務所の女性スタッフと女性移住者を訪ねるツアーを予定しています。乞うご期待を!

(八ヶ岳事務所 中村健二)