けさ、事務所の郵便受けに入っていた北杜市からのお知らせです。
平成16年に北巨摩郡明野村、須玉町、高根町、大泉村、長坂町、白州町、武川村の7町村が合併して誕生した山梨県北杜市。
それまで各町村の中で、さらに、地域ごとの水道組合が管理していた公営水道が北杜市の管理下になりました。
それに伴い、水道組合ごとに異なっていた水道料金が北杜市の水道料金として統一されることになり、来年4月請求分から経過措置の第2段階へ移行します。
昔、高根町に別荘を所有する方の水道料金が高額であるとして行われた裁判で町が敗訴し、料金が是正され別荘利用者に対し過去を遡って利用料金が払い戻しされたことをご存知の方も多いでしょう。
北杜市全体で見ると湧水が豊富な大泉町は高根町と比べ水道の基本料金が安かったので均一料金への移行に際しては、
高根町民にとっては減額
大泉町民にとっては増額になります。
他県から移住してきたキタリモンは、まあそれが妥当でしょうと納得している人がほとんどですが
地元の方の中には、それを不服として料金を払わない人がいるとかいないとか。
国民年金が将来、あてにならないからと不払いの若者が増えているという話も聞きます。
そうすることで今の家計は楽になるでしょうけど、将来年金を必要としている人たちの暮らしを圧迫することにもなるわけですよね。
時代の変遷とともに変わる行政のシステム。
自分達で変えようとする努力が生かされる場面よりも無視される場面の方が多いような気がしたり、
変わることによって損する人、得する人、それぞれの立場で、どうしても公平と思えないこともありますが
同じ国、同じ地域に住む者として最低限の基本のルールは守りながら生活しようという意識は持ち続けたいものです。
(八ヶ岳事務所・和田)