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岩手◆花巻/「雨ニモマケズ」の心に感慨を憶えまして【みちのく岩手・新遠野】

この記事の投稿者: みちのく岩手事務所/佐々木 泰文

2019年9月28日

▲庭園に佇む賢治の像。

岩手県花巻市は宮沢賢治のふるさとで、この度「羅須地人協会(らすちじんきょうかい)」の建物を見学してきました。

同施設は岩手県立花巻農業高等学校の敷地内に宮沢家の別宅(花巻市桜町)にあった建物を花巻農学校同窓会が賢治先生の教えを繋ごうと、この地に移築して管理しているものでした。

賢治先生は農学校の教師をしていましたが「農民との共生」と、ご自分の思想を探求すべく教員を辞めて、農民のための私塾「羅須地人協会」を設立しました。そしてこの建物で農耕自炊をしながら無償で「肥料設計」や「稲作指導」等に奔走するとともに、楽器演奏を楽しむなど、多彩な活動の拠点としたそうです。

建物の入口の横の「下ノ畑二居リマス」と記された黒板が迎えてくれ、中に入ると「風の叉三郎」のモデルになった方が着ていたマントが展示されており、一階の十帖のリビングには、当時の塾の面影と懐かしい写真類、そして、縁側から見える庭園(羅須庭園)と、遠くには賢治先生の銅像が静かな時間を醸し出しています。

おそらく、かの「雨ニモマケズ、風ニモマケズ・・・」の精神が、この施設での活動の柱であったろうと感慨を憶えるのでした。

賢治先生に関わる施設としては「童話村」や「記念館」も近くにありますので、是非お寄り頂きたい処です。
(みちのく岩手事務所 佐々木泰文)

「羅須地人協会」(〒025-0004 岩手県花巻市葛第1地割1−68)