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宮城◆白石蔵王/もう一戸に手が届く【蔵王ツーリズム・遠刈田からの手紙】

この記事の投稿者: 白石蔵王駐在/渡辺 和夫

2017年12月18日

かつては高嶺の花だった「別荘(地)」が誰にでも買える対象になりました。森林住宅地、二地域居住地などと呼び名も変わり、高齢化した持ち主や、保養・研修施設の土地や建物を処分したい法人の譲渡希望が尽きません。

農村地帯の「田舎物件」より、開発と整備にお金がつぎ込まれている別荘分譲地のほうがエコノミーな売値となってしまっているのは、利用の目的がなくなり、所有の見切りがしやすい別荘地の物件の性格によります。田畑の中の土地と違い、別荘分譲地であれば農地転用の手続きはむろんないし、道路、電気、ガス水道、排水は整備済み、切ったり、盛ったりの造成もはぶけます。

蔵王町のわが分譲地は水道利用なみで温泉が配湯されています。 屋外仕事の多い田舎暮らしでは沸かさずに浴びれる温泉のありがたさは格別です。難を言えば分譲地には管理費の支払い義務のあることですが、それは分譲マンションに住むのと同じことで、自分のコミュニティの環境整備の必要経費です。

当分譲地では修繕積立金も含め、月額8千円ほど。また、所有者としての名義変更料も温泉受給権込みで3万円にすぎません。懐に余裕のあった人が建てた別荘という建物には、それなりの材質が使われ、内装や、調度にも格別なものがあります。

田舎暮らしにはぜひ欲しい畑は、周辺で容易に借りられますから別荘の敷地はもっぱら花木や芝生で埋め、ストーブの薪づくり、アウトドアのスペースに活かします。多くの中古物件の中から好物件を探せる時代です。(白石蔵王駐在 渡辺 和夫)

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☆渡辺さんが経営する宮城蔵王・遠刈田温泉郷ペンションそらまめのホームページ
http://www.soramame-p.com/
「ペンションそらまめ」で検索できます。

ペンションそらまめ

投稿者プロフィール

白石蔵王駐在/渡辺 和夫
白石蔵王駐在/渡辺 和夫ふるさと情報館/駐在スタッフ
1937年静岡県沼津市生まれ。定年を機に横浜と八ヶ岳の二地域居住を清算し、平成10年に宮城蔵王に移住「ペンションそらまめ」2代目オーナーに。今は300坪の農園作業が本業と同じくらい?忙しい。蔵王町観光協会会員、蔵王山麓グリーン・ツーリズム交流会(※現在はペンションを3代目に譲り故郷の静岡に移住)