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静岡◆三ヶ日町/ミカンの花咲く丘に想う、五月の頃【所長中村・ふるさと随想録】

この記事の投稿者: 八ヶ岳事務所・中村健二

2017年5月20日

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童謡にも歌われる『みかんの花咲く丘』が有線で三ヶ日町全域に流れる5月。この時期ミカン畑はむせかえるほどの香気を放っている。

婿養子で中村家にきた父はちょうどこの5月に亡くなっている。ディープインパクトが競馬界を天馬の如く席巻していた年だ。その父によれば、姫街道のはずれにある海抜15メートルほどのミカン畑には、今も貝殻が見つかると言っていた。かつては海地であったようだと。

長い年月をかけて浜名湖は隆起や陥没を繰り返してきた。そのおかげで奥浜名湖に向かって傾斜した地形とたぐいまれな水はけの良い赤土が出現した。いまの三ヶ日ミカンの土壌を培ってきたわけである。

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「三ヶ日ミカン」と一口に言っても、個人的に地区によってそれぞれ微妙な味わいがあるように思う。北遠五山の大福寺や摩訶耶寺がある福長、周辺の只木、平山、本坂の各地区は湖から離れているため、ここのミカンはやや渋みがあり大人の味わいがあるが、いっぽう奥浜名湖に近い上尾奈、下尾奈地区は甘みの強い味わいが楽しめる。

ちなみに天浜線尾奈駅前の駄菓子屋(いまは営業していない)はわたしの同級生宅であり、尾奈地区は父が養子に入った中村家の義母の生家であったため親類縁者も多かった。わたしが小学生の頃、近所の農家では収穫しても倉庫に入りきらないミカンを家じゅうの畳間に広げ、家族はその横で食事をし寝床を取っていた。牛馬とともに暮らす農村地帯にあって「ミカン」と寝食を共にしていたのだ。

ちなみにその当時の晩酌は二級酒と火鉢で炙ったハゼの丸焼きだったと記憶している。(八ヶ岳事務所 中村 健二)

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